VRで認知症予防が可能に?

2018/06/08
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こんにちは、認知症Cafest Online編集スタッフのHです。
前回「ゲームが認知症の予防になる?」というテーマでスーパーマリオ64の話を取り上げました。

 

2次元のTVゲーム内の3D空間内を動きまわることでも脳の特定部分を刺激できるのであれば、より深い没入感がある今流行のVRヘッドセットならもっと刺激がある=認知症予防に効くのでは?ということで、いろいろ世の中での取り組みを調べてみました。

 

 

VRは認知症の救世主となるか?

 

当たり前のことかもしれませんが、日本ではまだまだVRを活用したコンテンツが認知症予防に効く(かも)という事例はなかなか出てきていないようです。ですが、認知症を理解する事、当事者が何に困っているのか、それを防ぐために何が必要なのか、どんな支えや助けがいるのかを考えるための取り組みは、第一歩として重要なことではないかと思います。

 

 

海外事例ではこんな記事もありました。

 

 

Virtual Reality Delivers Real-World Benefits to Dementia Patients
バーチャルリアリティは、認知症患者に現実世界における利益をもたらす

 内容をかいつまみつつ一部内容を抜粋翻訳(by Google翻訳)すると、「医療現場では、VRは効果的な注意散漫技術であることが証明されています。企業TribemixとQuantum Careが協力して、ImmersiCareを作成しました.ImersiCareは、鎮静シーンを提示する認知症患者のための仮想現実体験を提供します。これらの場面は反復行動を妨害し、介護者は薬物以外の選択肢によって患者の気分やストレスレベルを変えることができます。 Tribemixは、その研究が患者のストレスを最大70%減少させることを示していると報告しています。

 

認知症によって損なわれた最初の認知機能の1つは、空間ナビゲーションである。それは、あなたがどこに行きたいか、そこに行くための適切な道を決定するために、ランドマーク、道などの環境の手がかりを使用する能力です。 Alzheimer Research UKの研究者は、科学者が人間の空間ナビゲーションを研究するのに役立つ、世界で初めて消費者中心のバーチャルリアリティゲームであるSea Hero Quest VRを開発しました

 

このように様々な取り組みが世界で行われ始めてていることが分かりますが、今後もEditorsTweetではVRと認知症予防の関係について追っていきたいと思います。

 

 

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